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鹿肉料理あれこれ

ジビエというとまだまだ敷居の高い特別な気がしてしまいますが、もっと気軽に鹿肉を食べることができればいいなと、鹿肉普及委員会を務めることにしました。いえ、勝手に委員会活動にしようと思うだけでなんの組織でもありませんが。必要なものは必要なところに与えられるはずなので、なんとなく勧めるより、委員会活動として普及する試みをすることで、たくさんの肉が、そして鹿肉を食べたい人が集まるなら願ったりかなったりです。

亀成園のお父ちゃんもめでたく罠猟師の試験に合格し、無事に猟師の登録をしました。まだ禁猟期は敷地内以外は仕掛けられませんが、晩秋からの猟期には獲ってもよいことになったのです。夢の自給自足にまた一歩近付きましたよ。あとは腕次第ですね。頑張ってもらわなくちゃ。

なんせ我が家では野生肉は大歓迎で、たっぷりしっかりたんぱく質補給はとっても幸せなお食事です。とはいえ1頭分の鹿肉は家庭用冷蔵庫にはしまいきれない程なので、シェアできればもっといいのにと思っています。コンスタントに狩ってみんなで分けて食べる。そう簡単にはいかないかもしれませんが、願わなきゃ叶わないですからね。鹿肉を広める草の根活動にすべく、私の鹿肉料理を紹介します。

まずは、畑で採れすぎちゃったトマトを塩と煮込んでサラッとしたソースにしたのを用意しておき、柔らかめに焼いた鹿肉にたっぷりかけて、空心菜も一緒に、さわやかシチューです。トマトと塩のシンプルな味が、鹿肉を引き立てて、焼きすぎない赤身が私にはたまりませんでしたが、まだ切り方が大きかったのか、子供たちは噛みにくそうでした。

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脂肪分少なく高タンパクのヘルシーな鹿肉ですが、火を通し過ぎると固くなるのがちと使いにくいところです。なので厚切りステーキはたまのお楽しみにしておいて、細かく切って醤油に漬けておいてから調理すればいいことに気付きました。醤油でなく味噌や塩麹でもいいので味のバリエーションは広がりますね。今回は身体が醤油を欲したので身体の声に従いました。

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ピーマンがあったので青椒肉絲風です。またトマトを入れてしまったので、煮込みと変わり映えしませんが、だいぶ食べやすくなりました。是非筍を参加させたい一品です。この辺りの産物であるマコモが出回ってきたら再挑戦決定ですね。

更に1日長く醤油につけておいた鹿肉の細切りを、生姜と海苔を一緒に時雨煮にしてみました。松阪牛の時雨煮というお肉屋の隅で見つけたのを思い出して、贅沢なご飯のお供として作ってみたら大成功でした。歯がなくても噛めそうに柔らかくなりました。ご飯との相性に拍手喝采です。

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この他、骨でスープをとったり、レバーも甘辛煮にしてみたり(子供たちはギブアップ)、せっせと鹿肉に取り組んでおります。ワインとの相性を考えてしまい、味付けに悩んでいましたが、思い切って和食&中華に取り入れると私にはグンと使い易く、美味しくなりました。

赤身たっぷりの鹿肉をドンと食べたい方、普及委員会に参加してくれる方、ぜひご連絡下さいね。

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