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雪の多いこの冬です

毎年冬に訪れてくれるお客様は雪の状態をお尋ねになられます。

「車で行けますか?」と。

亀成園は三重県の中では南北中ほどの位置にあるので、例年はそんなに降らないのです。


松阪香肌イレブンの山々は標高が高いこともあって積雪や樹氷・霧氷で有名ですが、ふもとでの暮らしで雪を心配することはあまりありません。

関西方面からの場合は高見峠を越えられるかが鍵になり、心配な状況なら松阪市街地を回って上がってこられればまあ大丈夫、というのが例年のこと。


今年は10年に一度の寒波ということで、流石に降りますね。

どんどん降りますね。

道路の雪は日中溶けますが、朝はこんな感じのことしばしばです。

冬にしか出会えない美しさはとても好きな風景で、犬も喜びますしそろそろと歩く分には構わないのですが、車での移動は私にはこわい実情です。

もちろんそろそろ走行していただければ十分動ける人のほうが多いとは思いますが、この冬はお越しいただく前に積雪状況を尋ねてもらい、早朝や夜間の移動は避ける方が賢明です。

寒くて暗い冬は、星空観察をしてから長い夜をじんわり味わう時間なのかもしれません。


さて、雪道歩きをしているとこんな発見も。

橋の上にくっきり残った足跡は、鹿かな? カモシカかな? 何頭行き来しているのですかね。獣にとってはきっといつも通る道ですが、こんなに呑気そうな足跡を付けて歩いているとは、見える化できるのは雪道ならではです。

里も寒いですが奥山はもっと寒いのか、この冬は小さな獣の出現が相次ぎます。イタチやテンなど姿はとても可愛らしいけれど、鶏にとっては危険でしかありません。アナグマやたぬき、アライグマなどは鶏舎に侵入はせずとも居ついてしまうと作物や鶏のエサなど盗られまくってしまうので、こちらも要注意。姿は可愛いのですけどね、ほんとに。


月の綺麗な晩などは特に獣が出現しやすいのか、侵入者に気付いた犬の吠え声が響きます。

ゲストハウスは鶏舎や犬がいるところより低い位置にあるのもあって、意外と響いていないようですが、やかましい夜になってはいないかと冷や冷やするのもこの冬の特色です。


まだ降るのかな、もう降らないかな。もっといろいろ見たいような恐る恐るの運転はもう勘弁という気持ちもあり。雪が多いと田畑や山は潤うありがたさを味わいながら、ゆっくりゆっくり待つ大切な時ですね。


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