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川魚ず芪しむ銙肌峡

ゲストハりス亀成園が「銙肌峡で泊る、歩く、蘇る」を謳っおいるのにはわけがありたす。地名を入れるには飯高町でもいいし、もっず広く倧台山系でもいいのだけれど、「銙肌峡」に重きをおいたのは、川のそばで過ごす時間を味わっおほしかったからにほかなりたせん。亀成園の園䞻ず園長が移䜏先をこの堎所に遞んだのは、幟倚の偶然が重なったからなのですが、きれいな川のそばで暮らしたいずの思いが匷くあったのは倧きな芁因の䞀぀です。䞉重県束阪垂の西郚山間地域である飯高町・飯南町を流れる櫛田川は、ダムができお以来地元民の評䟡は䜎䞋し、䞉重県の他地域ににある宮川や銚子川ほど有名な川ではありたせんが、いえいえどうしお枅流なのです。日本䞭を旅しおきた私がここで暮らしたいなず思ったきれいな川なのです。ずりわけ䞊流域は魚が透けお芋えるのは圓たり前、青いような緑のような矎しい色を湛えた川で、日本の誇る川の䞀぀に違いない、そんな思いがありたす。銙肌峡で過ごしお発芋しお、心がスヌッず蘇るような経隓をしおほしい。ゲストハりス亀成園が人ず川の぀なぐ堎所になればいいず願っおいたす。


人ず川が぀ながれるには、川で泳いだり川で涌んだりももちろんですが、川が育んだ魚を釣っお食べるのが䞀番ダむレクトではないでしょうか。新鮮な川魚を流域でいただく。地元民には珍しいこずでもないのですが、きっずこれは莅沢な旅です。


櫛田川持業協同組合の管理䞋で、毎幎アマゎずアナの攟流が行われ、銙肌峡は釣り人を埅っおいたす。


アマゎの皚魚を攟流した盎埌の写真です。黒い点々が倧きく芋える皚魚が倧きく育っおいくず、赀い斑点の目立぀アマゎになりたす。皚魚攟流も持業協同組合により毎幎行われおおり、そのうちの䞀回は小孊校の児童による環境保党教育ずしお行われたす。孊校から埒歩で行ける川原で䞀人䞀぀ず぀のバケツにたっぷり入った皚魚をゆっくり攟ち、きれいな川を守っおいくから倧きく育っおね、ず玄束したす。


アマゎ持は3月䞊旬から9月たで解犁されおおり、釣り人たちに芪したれおいたす。でも知名床が䜎いためか、他の流域に比べるず釣り客はうんず少ないです。レゞャヌの圢が分かれに分かれお、釣り人ずいうのが枛っおいるのかもしれたせん。抌し寄せお川が保党できなくなっおも困るのですが、せっかく攟流しおいる魚が鵜りや鷺サギの゚サになるだけはなんだか惜しい気がしたすね。ちょっずず぀銙肌峡で釣りを奜む人が増えたらいいのにず願っおいたす。釣りは朝が早く、ほが単独行動で、道具は手入れすれば氞続的に䜿えお魚が手に入る、倧倉健康的な時間の過ごし方です。


今週末は鮎持も解犁です。

解犁に先駆けお、鮎の詊し釣りもちろん、埌で傷぀けずに攟したすを芋せおもらいたしたが、腹びれが癜くぎかぎか光る矎しい魚です。きれいな川で、柔らかい苔を奜むこの魚は枓流釣りの䞊玚者に奜たれたすね。おずり鮎を狙いの堎所に入れおなわばりの鮎を誘う友釣りは、本圓に楜しそうです。私はただ経隓もなくセンスもなさそうでおずり鮎を申し蚳なくも無駄にしおしたいそうですが、䞊玚者の芋事な釣り道具さばきを眺めるのは気持ちのいいものです。昔の銙肌峡は倏前になるず川から鮎の銙りがしたそうです。スむカのような倏の銙り、倏の味。はらわたたでさっぱり食べられる草食の魚は、枅流だけの恩恵ですね。



亀成園の園䞻も今幎は子䟛たちず䞀緒に鮎釣りに挑戊です。なのでただご案内できるレベルではないのですが、玠人がやっおみるからこそ、その埌お䌝えできるこず、䌝えたいこずが山盛りになりそうです。


アマゎでなくおも鮎でなくおも釣りの喜びは味わえたす。倧味な小魚であっおも、新鮮なうちに玠揚げにしお塩をふれば、なによりのご銳走です。ゲストハりスに泊っお釣りをしおすぐ食べる。倏の旅はそんな豊かな時間を描いおみたせんか。

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