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好きこそ農家も上手かな

生産者の顔写真入りの野菜とか肉とかってありますね。生協カタログとかお取り寄せとか直売所でも。作っている人から直接買えなくても、顔が見えれば何だか安心安全な気がするのもいい効果ですし、何だかその作物っぽい人だとより美味しそうに見えませんか。飼い主と犬や猫がだんだん似てくるように、日々気にかけて世話をするとお互いへの影響力は強いもので、専業で単一作物を作っている人はなんだか似ていることが多いです。タマネギを作る人が皆タマネギ頭というわけではないですが、長細いより丸い形であってほしいし、トマトのプロはみずみずしい雰囲気であってほしいし、イモなら手がごつごつしているとなんだかしみじみ信頼できる、といった感覚です。

亀成園では多品種をちょっとずつ作っており、いつも試行錯誤ばかりですが、イチオシで美味しい野菜はなんといってもゴボウなのです。というのもやはりお父ちゃんが一番好きな野菜だからであって、品種もあるとはいえ、土の中の栄養を独り占めしたかのような立派なゴボウができることがあります。

それがこれ。

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ゴボウというより大根みたいですが、本当にゴボウです。しかもこれ結構柔らかいので食べやすいのなんの、他の野菜とは一味も二味も違うと唸ってしまいましたよ。

残念ながら沢山はできず、私も何回かしか味わえなかったし、保存方法もわからずとっておきにとっておくこともできず、今はもう幻の存在ですが、実に実に旨味を噛みしめることができたかは胸の内に留めております。

今年は是非たくさん作って、ゴボウに感激の輪を広げていきたいです。忙しくなりそうですね。

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