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台高山脈の裏を楽しむ亀成園

ようやく暑い夏が過ぎようとしています。台風の連続は気が休まる暇のない懸案事態ですが、確実に季節の移り変わりを感じます。川が主役の夏から山が呼ぶ秋へ。香肌峡の旅はこれから山歩きが本命になってきます。混雑しがちな有名な山でない三重県の山々は、今年はとりわけ好ましい訪問先になりそうです。




ゲストハウスを開業して以来、時々お問合せを下さるお客様傾向に、上級登山者の方々がおられます。関西近郊の山でもなく、百名山狙いでもなく、純粋に台高山脈の山を歩いてみたいという初心者ではない登山者の方が、たまたま山に近い宿として亀成園を見つけて下さりご連絡くださるのはありがたいことです。台高山脈で一番有名な大台ケ原というのは圧倒的に奈良県側からが登りやすく一般的なのですが、登山の中級者以上にとってはアプローチのしにくい三重県側の山はどうも魅力的です。歴史があるのに未だ圧倒的な清流を湛え、手つかずではないけれど人の少ない山が三重県側には数多くあります。特に最も奥深く、アプローチのしにくい池木屋山とその周辺に行く手段を悩む方は少なからずいらっしゃいます。



亀成園の周辺は魅力的な登山ルートでいっぱいです。私が登ったことがあるのは高見山や三峰山、高鉢山といったところですが、一番近いのは迷岳といういかにも難しそうな山だし、学生の頃登ろうとしていて道が崩壊していて未踏のままになっているのは池木屋山です。飯高地域の山岳会の方々に人気のある桧塚(ひのきづか)も日帰りで可能なのです。亀成園はこの好立地をもっと自慢にしていいところです。


ちょうど今年「まつさか香肌イレブン」という香肌峡の山々が選定されました。十一番目は持ち越しになっているそうですが、確定している十座は以下


飯南町の烏岳(545メートル)、白猪山(819メートル)の両山と、飯高町北側に連なる局ケ岳、栗の木山(1066メートル)、三峰山(1235メートル)、高見山の四山に加え、同町西・南側に並ぶ桧塚(1402メートル)、明神岳(1432メートル)、池木屋山(1395メートル)、迷岳(1309メートル)の4山。 

とのことです(伊勢新聞のまる三重リポートより)


今後、三密を避けながらも登りやすいところは登山企画が成され、香肌トレッキングが推進されていくようです。上級登山者の方はもちろん、山登りしてみたいなと思われる方も、挑戦し甲斐のある山々ですよ。私も遅ればせながら一つ一つ踏破していきたいです。立派なガイドになる道はとても険しいですが、ご一緒できたら嬉しいですね。



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