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今年の田植えは集大成

 今朝の田んぼです。田植え後10日ほど経ち、田車での草取りも行い、草が浮きながらじわじわと生育していっている状況です。田んぼにまつわる日々の仕事は水管理で、夏の間ずっと続いていくのですが、田んぼ仕事のハイライトは田植えと稲刈りですね。

 今年の田植えはなんだか驚くほどのスピードで、仕上がりも美しく、こんなにも疲弊なく済んだのは初めてです。あ、まだもう少し餅米のところが残っているのですが、メインの2枚は数時間ずつで済みました。ひとえに子どもたちの成長の賜物です。


 亀成園の子どもたちは4人いて、10歳、14歳、16歳、17歳です。中学生だけ男児で高校生二人と小学生は女の子で、一番下が1歳になる前にこちらに移住して、10年をここで育っています。

 自給自足暮らしに憧れたのは両親で、子どもたちは完全に巻き込まれです。それでも小さいうちからかなりよく手伝ってくれました。畑や養鶏はほとんど園主任せですが、田んぼは家族総出でやることになっています。手で植えて手で刈る。なかなかの重労働を進んで、とは言わないまでも、仕方ないかと引き受けて共に田んぼに居てくれます。

 田んぼを借りて8年のうち、何度かいろんな人の手を借りて田植えをしてきました。近隣の人たちだったり、遠方からの農援だったり、それももちろん有難いしワイワイ楽しいし思い出深くもあるのですが、今年は時期を合わせるのがなかなか難しかったので、家族だけで勢いで行いました。子どもたちの手がある日に進めて、残ったら親だけでというつもりでね。

 2週に渡って土曜日に苗取り、日曜日に田植えと雨の心配もある中なんとかスケジュールを空けてもらって行うと、日曜の午前中にサクッと終わるというシゴデキっぷりでした。

 身体に染み付いている力の凄さを実感すると共に、これまでかなり苦労して田んぼを続けてきたのが報われたような、一粒も収穫していないけれどこのきれいな田んぼがあればそれでいいような深い満足感が後を引いています。


 土と水と光と苗と、そして関わる人

田んぼでお米が育つのはとても尊いことなのだと時が経つにつれ、稲作への敬意が高まります。作業中はとにかく目の前の場所に手に持った苗を植えて進むというシンプルな作業を繰り返し繰り返すだけで、精神論なんか二の次三の次なのですけどね。

 全部ではないけれど日々の食卓に自分のところのお米がある環境で育ってきた子どもたちです。小さな頃はすぐに逃げ出しましたし、ものすごく不満を出して険悪な雰囲気になったこともありました。けれど無理強いするのもよくないかなと子どもたちの手をほとんど借りずにおこうと私が我を張った昨年は、田植えの後にぎっくり腰が強烈にきて、ものすごくみんな不便しました。

 妥協点の今年は、ものすごく短時間濃縮で全員主戦力で取り組みました。

 

 これから次々と巣立っていく子たちがこの先どんな形で我が家の田んぼと関わってくれるかはわかりませんが、一つのつながる居場所であればいいです。「私の力が必要でしょ」と大きな顔で来てくれたらいいし、友だちを連れて来てくれてもいいです。


 亀成園の田んぼはこれから夏にかけて見頃になってきますよ。周りの田んぼよりはだいぶ遅いので、見比べにもいいですね。水田のそばはやっぱり少し涼しいです。すぐそばに水田があるってどんな状態なのか、そんな興味を持って来てくれる人がいたら嬉しいです。



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