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ひと枝の大切な気持ち

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花咲き誇る季節になり、ちょっと浮かれてしまい、自分用にミニブーケを注文しました。バラとガーベラとヒペリカムのピンクなかんじで、確かにきれいで心が華やかになりました。

でもそれよりも美しく見えたのは、4歳の息子がちょっと木登りして手折ってくれたひと枝のツバキです。今満開の花を、毎日手折ってはママにくれるのです。大好きな気持ちと一緒に。

いつだって花が好きな私は、つい自分から自分にとあげてしまいたくなります。ご褒美というほど大袈裟でもないけれど、自分で選ぶと間違いがないし、楽だから。

けれどそれはやっぱり花を贈るのにはふさわしくないかもしれません。

いつもいつも花をくれる人がいるほど恵まれているわけでもないかもしれないけど、少なくとも今は、大切な気持ちを花に託して渡してくれる人がいます。いつまで続くのわからないけど、だからこそこちらも余計たっぷり受け止めてあげなくてはね。

ママが子供たちにしてあげられることは沢山あります。時間の管理、着替えの手伝い、食事作り、必要なものを買ってあげる、などなど。

逆に子供からママにしてあげられることは何でしょう。元気でいてくれる、少しずつ成長を見せてくれる、時々は静かにしていてくれる、なんかで私には十分ありがたいのですが、本人がしたかんじにはなりにくいですね。

花を摘んでくれる、描いた絵をくれる、発見したことを教えてくれる、そんなとき子供たちはなんて素敵な顔をしていることでしょう。自分からママにつながる喜びでいっぱいなのです。

あんまり頻繁だったり、渡されるものがイマイチだったりで、時にはいちいち反応してあげるのが億劫なこともありますが、きちんと受け止められる時に手渡してくれる花や絵や喜びは、私の胸の奥の奥まで響きます。さりげない日々のかけがえのない美しさをありがとう。

あなたの花や絵や言葉で喜ぶママでいられることに感謝します。そして未来には、私じゃない誰かにもこの喜びがありますように。ずっとつながっていきますように。

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