筍掘りに躊躇してる間に見上げる程伸びてしまい、もう破竹採りの季節になりました。筍のように鍬や大きなシャベルは必要なく、手でポキンと折れるくらい採りやすいので、家族そろって採りに行きました。
始めはどこにあるのかなぁと首をかしげている子供達も、一度見つければ、あっちもこっちもと面白いように見つかり、ついつい採りすぎてしまうのです。私ももちろん下心アリアリで、美味しいおかずに見えてしまうので、発見してしまったら見逃せません。ポキンと折る感触もまた楽しいもので、自然とニンマリしてしまうのです。
問題は後から起こってきます。 まず、皮むきです。茶色の皮をむいてむいてむいて、可食部が半分であることを理解していないとむいてない作業を淡々とこなします。今回はみんながおおいに手伝ってくれたので楽チンでした。口も多いけど手が多いのはありがたいことです。
外皮がむけたら次にお鍋に湯を沸かして、お茶パックにヌカを入れて湯がきます。筍ほど長いことゆがかなくてもあっさり食べられますが、たくさんあるならまとめて下処理しておくのが未来のためですね。ホワホワのいい匂いが上がってきます。
すぐに使うのを取り分け、他の保存用は水煮として切って冷蔵庫、適当に切って塩をまぶして冷蔵庫、そろえて切って塩をまぶして冷凍庫、などがあります。味付けまでして保存すると理想的ですが、そこまで手が回らなかったのでひたすらシンプルに保存していきました。普通食べないような緑の竹みたいな部位も、辛い味で炒めたら美味しいので、みみっちく残したいので大変です。切るのも固いし、かといって切っておかなければ冷凍処理が使いにくくなるし、忍の一字で切りまくりました。
さあもう一安心です。冷蔵庫の水煮は早めに使わなければ白粒のエグミが出てくるので気が抜けませんが、保存瓶があるというのはなんだかリッチな気分です。早めにメンマにできたら最高なのですが、それは我が有閑具合と要相談ですね。
安心したところで新鮮なうちに頂く準備です。 細長く食べ易い大きさに切って炒めてスパゲッティなんてどうでしょう。ゴマ油とニンニクたっぷりがいつだって好きな味です。最後に細ねぎとノリを加えて和風に仕上げました。 自分の料理の写真を見せるのは苦手なのですが、気軽さが伝われば嬉しいです。
食べ終えた後、保存した破竹を一通りを見渡して、大体の使い途を検討付け、一仕事終えたと胸を撫で下ろしたところ、近所の方が訪ねて来てくれました。お土産の破竹を携えて。
破竹の勢いは止まらない。また嬉しい悲鳴です。
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