亀成園長 まぁちゃん

2017年4月26日3 分

鶏さんの好きなもの

3月初めに来てくれたヒヨコたちが随分大きくなりました。寒さに負けることなく10羽ともまだ無事に育っていてくれて有り難い限りです。生きていてくれるだけで嬉しい。不安が多いと人の気持ちはなんだか尊くなりますね。

お父さんが円形の移動式小屋を作ってくれたので、昼間は外で草むしりをしてくれるようになりました。これをチキントラクターというそうです。自然大好き農家アイテムですが、まだまだお世話は大変です。

日除けと水飲み場をつけてへばらないように。雨が降ったら移動ですし、夜は小さな飼育箱で中に入れるし、まさに自転車操業です。そのうちそのうち良くなるさぁと唱えながらの日々であります。

本当は3、4羽で一つの予定ですが、これまたまだ間に合ってないので10羽まとめてます。それでもこうしておくと下草が一気についばまれて足りないくらいです。これから畑地は軒並み雑草との競争になるので、鶏たちが頑張ってくれて、草刈機要らずになったら素晴らしいです。食べるだけでなく、鶏糞を出してから足でかき混ぜてくれるので、草刈りだけより土がよくなるはずですよ。期待は大きく、失望は小さくを心掛けて。

輪の中に入らないところは草刈りが難しいので私がむしって内側へ入れることもあります。近付いていくと何か貰えるのを期待して大騒ぎです。それをわかって近付いていくのですね。寄ってくる生き物を愛でるのは喜ばしいものなので、何度も運びます。同じ草ばかりであまりお好みがあげられないのはごめんなさいの気持ちですが。

そう、鶏たちって何を食べるんでしょう。飼うまでのイメージは、雑穀メインでミミズがご馳走と漠然と描いておりました。貝殻も必要と昔母に聞いたことがあります。昔はわりとうちで飼っていたんですね。姉妹で卵の取り合いをしてた、なんて今思えば微笑ましいです。でも貝殻は卵の材料だろうからヒヨコには早いだろうし、砕くの大変やから必須であってほしくはないのが正直なところです。はてさて。

で、クズ米とヌカを絶やさないようにしながら、いろいろあげてみました。

なんでも食べます。酸っぱいものや果物は食べないこともあるけど、細かい野菜、茶殻、花びら(花弁のついた枝を子供が持ってたら奪われた)、スパゲティや焼きそばは長細いのがいいのか奪い合いになるし、魚に肉! 虫も食べるから肉もいけるのだろうけど、子供が外で落としてしまったベーコンを喰い逃げされた時は、下剋上な感じがしましたよ。鶏が豚を!

なので下草を刈ってくれながら、本音はミミズを探しているようで、米ばかりあげてると残すけど、草ばかりの後に与えると食べまくります。鶏さんは案外大食らいで、バランスよく食べるのがいいけどタンパク質が足りなくなるのかそういうのは取り合いです。あまりうちの食事と変わらないかもしれません。まあこれが元気の秘訣ならヨシとしましょう。

そのうちミミズも培養したいなぁと新たな夢を膨らませていますよ。釣りにも良いですしね。

次回予告はそんな鶏さんが起こした私には驚きの事件です。

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