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執筆者の写真亀成園長 まぁちゃん

虫愛づる姫をテーマにして

田舎で暮らすとか畑仕事するとか森の幼稚園とか憧れるけど、虫が苦手という人は多いですね。ビッグサイズの強過ぎる蜘蛛とか破壊力抜群のシロアリとかじゃなくても、小さなコガネムシやバッタでも怖いと感じる人もいる。結構いる。

チョウチョウ、てんとう虫、ミツバチなら大丈夫なのかな。でも教室に迷い込んだハチに大騒ぎしてたし、カナブンから逃げてた人もいるから、虫というだけで苦手意識が出てしまうのかもしれません。都会ではアリンコすら見ないと言う人もいる。嘘ですね。絶対います。視界に入れないだけで、いないことはありません。それ程虫と接点がない暮らしをすることが可能になっているというのは事実でありますが。

私の周りはただいま虫だらけです。外ばかりでなく内にも次々と。気温の上昇に一番踊り狂っているのは彼らでしょうね。内への侵入及び繁殖は適当に妨害したいのが本音なのですが、外の虫たちはなんとも興味尽きないものです。好きとも得意とも思っていなかったのですが、平気どころか興味がある、という時点で立派に虫女になってしまうのでしょうね。5歳の息子のおかげで移住以来多くの虫を発見、捕獲、観察が当たり前になっています。冬は土の中の幼虫を時々探すくらいだったのが、動くものが次々見つかるので坊やはご機嫌、母さんも大いに刺激されます。

古典にある「虫愛づる姫君」を楽しませたのはどんな虫たちだったのでしょう。今の虫たちと違ったのかな、種類は多かったのかな、何がお気に入りだったのかな。当時ですら奇異な趣向であったからこそお話に残されたのでしょうけど、この虫愛づる姫君というフレーズがあるから、私は虫と戯れるのが少し優雅な気分苦手なるのです。戯れるといったって、ちょっと探してみるとか、観察するとか、うまくいけば捕まえてみるとか、その程度ですけれど。まだまだ知らないことだらけ。名前も生態も何を食べて何に食べられるのかも。

花を見ていたらマルハナバチが来て蜜を吸っていったら、花を見ただけより得した気分になります。今朝はシャクトリムシを捕まえてしまいました。足が前に六本、後ろにも六本付いていました。知らなかったです。

植物があるから虫がいて、鳥や動物はその後で、幸い人間はその全部を眺めて感じて考えることができる。そんな風に思うのが好きです。

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