先日、ゲストハウス亀成園にて、草木染ワークショップモニター体験、もといランチタイム付き女子会を行いました。
自然の色をいただいて、じっくり染めていく草木染体験に憧れる人は多いですね。各地で開催されている講座の草木染体験などでは、ハンカチとかバッグとか一斉に染めることがほとんどですが、今回はそれぞれが染めたいものを持ち寄っての会でした。染液は同じでも、それぞれが持ち寄った素材が違うと染まり方も随分異なり、繊維の鮮やかな返信に驚きの声が上がりましたよ。
草木染はとても時間がかかる作業です。
一人でもできるけれど、待つことを楽しんだり、できた喜びを分かち合うのにはワークショップが向いた体験ですね。
亀成園の近くに草木染を教えてくれる人がいて、やってみたいという人がいて、それなら少し声をかけて楽しくやろうということで企画された会でした。
大体の流れはこんなかんじです。
1.本日の染める植物を大きな鍋で煮出す
2.染めたいものを輪ゴムで縛ったりして模様をつける(つけなくてもいい)
2.染めたいものを湿らせて水気をとってから染液に付ける
3.じっくりつける
4.一旦取り出して搾り、媒染液につける
5.2~4をもう一度繰り返す
6.できあがり!
合っているかな。気を付けるポイントはもっといくらでもありそうですが、本当にじっくりと時間をかけて染めていくのです。
今回の染色のために集めてもらったのはハルジオンです。
既に煮出された後で、花の面影もありませんが、鍋いっぱいに集めてもらっていました。
ハルジオンは春の野にたくさん咲く白い花ですが、中心部分は鮮やかな黄色です。さて、どんな色に染まったのでしょうか。じゃじゃん。
鮮やかに黄色いですね。
つけてすぐはこの色は出なくて、じっとゆっくり待ってからの染まりだったので、喜びもひとしおでした。
木綿や、リネン、シルクなどいろいろな素材が仲良くつかっていました。
布団干しで撮影もしました。
ハンカチやバッグ、奥にはTシャツも、みんな鮮やかなレモンイエローに染まってはためいていました。上の方に干されている生成りのシーツはゲストハウスの洗濯したもので、今回染めたものではありませんが、一緒の絵になっていましたよ。
煮出しから仕上げまで全部にかかった時間は5時間以上!
自分でやってみるときは待ちきれずに省略してしまってちっとも染まらず悲しい経験になってしまうのですが、先生の根気に脱帽します。
さてこのじっくり抽出して楽しむ草木染体験!
定番メニューにするにはなかなかハードルが高いけど、ご希望があれば相談してみることは可能ですよ。気の合う仲間たちと自然の色に染まる気持ちを共有してみる体験を自然豊かな亀成園で♪
これからそんな楽しみもできるようになりますね。
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