清流に飛び込め

 そろそろ夏もしおらしくなってきましたね。子供たちの夏休みも先週で終わり、日常が戻ってきました。今年はゲストハウスが開業したので、夏はひっきりなしに県内外のお客様を迎えるはずだったのに、香肌峡でとびきりの夏を過ごして川の虜になっていただこうと思っていたのに、移動自粛という前代未聞の事態によりにぎわいはお預けとなってしまいました。帰省を我慢している人の多い中、Go To キャンペーンもあったとはいえ「どうぞお越し」とはどうも言えず、今はまだとブレーキをかけてしまいました。その判断が正しかったのかどうかはわかりません。今年は全体的に生き物が大繁殖で、アブなど厄介な虫も多いものの川には鮎が多く、清流を楽しむにはまたとない季節でしたのに、限定的にしかお客様を迎えられなかったのが残念です。


 とはいえ地球が滅ばない限り、清流も亀成園もここにあります。未来の旅を計画していただくために、この夏の川遊びの様子をお届けしますね。



こちらは亀成園から上流に車で15分ほどの、大変冷たい川です。登山口はあり、上級登山者に好まれる山が近いものの、普段は林業やマニアックな釣り人など一部の人しか訪れない本当に静かに残された場所です。かつては炭焼きを生業としている人々の集落もあったのですが、30年前にダムができるときに立ち退きとなり、以来山の手入れはされつつもひっそり山と川が残されるのみとなっています。ダムで川の本流は随分削られてしまったものの、上流や支流がきれいに残されているのがありがたいことです。


 亀成園園主はこの夏、この辺りの川で「鮎のしゃくり釣り」に挑戦しておりました。8月から9月限定の川に潜って針をひっかける釣り方はこの辺りの地域では伝統的なもので、上手な釣り人は「人間カワウ」の称号をもらうことができます。長良川の名物は人と鵜が協力する鵜飼いですが、三重の清流では人と鵜は競っていますよ。


鵜に取られずに鮎を捕る。これが亀成園園主の熱望となった暑い夏でした。挑戦はまだ続きますが、一年目は散々、二年目で少し希望が見え、三年目から多少マシになるというのが自然農園も罠猟も辿ってきたペースなので、永い目で鵜を目指していきたいものです。四年目になれば入漁券を買うのにためらうこともなくなるはずです。川で漁を希望される方、遊漁券の種類いろいろありますのでご確認下さいね。



以下が櫛田川上流漁業協同組合のページで、遊猟券取扱所情報が記載されておりますが、それだけなのでWeb情報は上がっておりません。地元又は上級者向け過ぎるでしょうか。勝手に情報流すわけにもいかなので、ご興味持たれましたらお問合せ下さいね。



目的がある川遊びは楽しい以上の価値があります。なにせ清流の上流は真夏でも本当に本当に冷たくて、長らく血の色が変わっていく程なのですから。暑い暑いといいながら川に潜って過ごすと、その後しばらくエアコンどころか扇風機も要らなくなります。この猛暑とエコライフを両立させるのは流石に無理があるとあきらめていたのが、少し希望が持てます。


釣の他にも川遊びの楽しさで子供たちに人気なのは、高いところからの飛込です。

香肌峡のいろいろな場所に高低様々な飛込ポイントがあります。上流や支流では水のカサによって飛び込める時と飛び込めない時とバラつきがあり、きちんと判断しないと危険なことになりますが、本流では問題なく飛べる場所があります。


※泳げることが必須です。できるだけライフジャケットを使用してください


こちらつい先日遊びに行ったところです。底が見えるところは浅いので足がつきますが、黒いところは大人も十分どぼんとつかることができます。


跳ぶのはいつだって勇気が要ります。ちっとも躊躇わずにポンポン跳ぶ子も大人もたくさんおりますが、大丈夫かなとドキドキするのは悪くないです。私も遊びに行っていいポイントがあれば必ず跳ぶのですが、いつもちょっとしり込みして足がすくんで少し情けないザマになります。でも覚悟を決めて跳び出して川の中にドボンと落ちると間違いなく気持ちいいのです。何度でも葛藤して勇気出して感動する。これが川飛込の醍醐味ですね。


9月の川も待っていてくれるでしょうか。それとも来年まで勇気を溜めておきますか。子供だって大人だって元気があればいつだって楽しいきれいな川。水に包まれて身も心も洗われて蘇る川の体験。ここはどんなテーマパークよりも楽しい場所です。

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