歯車カタカタ、ガタ

東洋医学でいうところの水毒に犯されやすい私には、湿度の高さはあらゆる調子悪さのもとになっている気がします。中国の天津で暮らしていた頃は、カルチャーショック以外の調子悪さはあまりありませんでした。なんせ冬の湿度は3パーセント。喘息もちっとも起こさなければ鼻水も出ませんでしたよ。

近頃は毎日雨でムワッとしていて、調子の狂うことばかりです。夜半から明け方には鼻水が留まるところを知らないし、首と名のつくところはみんな痒いし、いつもにも増して眠るのが下手くそになっているし、もしかして散々な有り様です。女々しい話で恐縮至極ですが、生理で貧血になるのを予防しようととっておきの鹿肉を食べたら次の日に恐ろしい程ドロンとした血の塊を出してしまいましたよ。デトックスとして上出来なのか焦って失敗したのかわかりませんが、なんだか悔やまれました。

そして調子狂うといえば、ヘクソカズラです。二ヶ月前くらいにたまたま読んだ、有川浩の『植物図鑑』という恋愛小説で最重要な役割を果たす雑草として登場していたのです。はびこり絡まり更に臭い厄介極まりない奴だけど、花を咲かせれば感動の美しさで、主人公たちを結びつける名脇役であったのです。

そんな草あるかなぁ、どれかなぁとわからないうちに、それっぽい花を見つけました。どうやらビンゴですが、ちっとも臭くもなければギャップに感激することもなく、なんとも拍子抜けです。

確かにはびこっていましたよ。たくましいツル草だなぁと思っていましたよ。でも何故臭くないのか、私の嗅覚に問題があるのか、他の草があり過ぎて紛れてしまうのか、どれにせよ、臭いことに価値があったのに、気づきもしないとはヘクソカズラ形無しです。

いくら調べても見つからない突如咲くこっちの花の方が余程感激の美しさです。

まぁ感性は人それぞれなので、人気作家さんとズレたといってショックを受けることもないのです。これだけ考察すればもう見逃すことはないというだけで、十分感謝することにしましょう。

でもそろそろサッパリしたいなぁ。

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