春は得意じゃないけれど

つい一週間前まではまだ寒かった気がするのに。

小さな春を少しずつ、モクレンの蕾やカタバミの花なんかを見つけてはじっくりウキウキを味わっていたのに。

あまりに一気に溢れかえった花や虫や鳥の騒がしさに

おろおろしちゃうと一気に取り残されてしまいます。

いきなり桜が満開とはちと急ぎすぎではないでしょうか。一年ずっと待ちに待っていたとしても。

そして人もまたウキウキしなければいけない季節です。

ほんとは、暮らしの、人間関係の大変化にどぎまぎしていても、ノリよく盛り上がる最初が肝心で、わぁーっと楽しむのがここを乗り切る秘訣かな?

こんな考察をしてしまう私は当然乗り遅れ派です。なんだか身体もついていかず、咳が増えたり目がしぱしぱしたり、冬ごもりに戻りたくなります。

春に浮かれてやたらに跳ね回るウサギやカエルが羨ましい気もするけど、まあ昔からのことなので、向き不向きがあるのですね。

だって一斉に咲きまくる花のパワーってば凄まじくて、受け止めたいからこそ立ち止まってしまうのだから。次々孵るツバメのヒナたちにエールを贈りたくて、じっと見守ってしまうのだから。

きっとものすごく好きで、だからこそどう近づいていいかわからなくて、ゆえに苦手。春ってやっぱり無駄に甘酸っぱいです。甘くてちょっと苦くて歯ごたえはあんまりなくて。

得意じゃないからこそ、今発見できることがいくらでもあります。野の花、生き物、自分の気持ち、世界の他のこともちょっぴり。

そして子供たちには春が似合います。まだ若々しい犬にもね。ただでさえ騒々しく勢いめいっぱいで手に余っているというのにね。

にょきにょきの勢いで、そろそろ竹林を歩きに行きましょうか。また素敵な発見を探しにね。

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