日に日に秋が進む香肌峡です。
夏休みは家族連れでにぎわったゲストハウス亀成園ですが、例年秋はまた違った趣のお客様を迎える機会をいただきます。これからはこんな可能性もあるんだなと示唆がもらえて有難い限りです。
亀成園が歓迎するお客様は創業以来、主に
・外遊びが大好きな家族連れ
・登山基地としてのご利用
・ディープな日本を求めるインバウンド
この3つの柱のほかに
・自給暮らしに興味のある若者
・ペット連れ
この2つが柱にとって代わってもいいように控えています。
ゲストハウス亀成園がオープンして2年程は登山でのご利用が多かったのですが、最近はめっきり減って、ペット連れが増えています。
インバウンドのお客様もバリエーションが増えてきました。
事前にどこからのお客様なのかわかると、言葉を3つほど勉強しておき、英語や中国語で事足りながらもあいさつぐらいは母国語でと心がけています。
園主がスムーズに英語中国語で話す傍ら、女将はつたないいろんな言葉でね。
あちこちからのご予約が相次ぐと、もう頭がこんがらがってなじみの無い挨拶言葉は出なくなりますが、丁寧にお迎えできるときはなるべく実践するようにしています。
おかげでカタコトが増えてきて、宿業のやりがいもありますね。
ペットは基本的には犬連れを想定しています。
犬は人につき、猫は家につくとも言われるように、旅をするのに一番無理がないのはやはり犬ですので、犬との旅はずいぶん世の中に浸透してきましたね。
ドッグランもドッグカフェも賑わっている気がします。
ですがペットといえば犬猫に限らずもっといろいろな生き物がいます。
ウサギ、ハムスター、インコなど昔からペット屋さんでもよく見かけるものから
爬虫類や魚類や虫もね。魚類などはペット感覚なのか飼育対象なのか私にはわかりかねますが、生き物好きのスタンスなので、お客様とペットの結びつきはいつもとても微笑ましいです。
秋のゲストハウス亀成園は、インバウンドでペット連れのお客様が続いています。
更に乳児もご一緒での方もおります。
土地勘のない場所で子連れ、犬連れ、その他世話する生き物連れで旅をするのはそんなに当たり前ではないのですが、大切なものを連れての挑戦でしか得られない体験があります。
子どもが小さくては、ペットがいては旅に行けないとなりがちですし、楽しさと疲れが同じくらいになるのでためらう気持ちもよくわかりますが
そんな旅先で快適に過ごせたら、生きる自信はきっと上がります。
ゲストハウス亀成園はここに居るだけで田舎暮らし体験ができるくらいのほぼ古民家そのままの宿で、便利な暮らしとは程遠いのですが、その分だれに気を遣うことなくのんびりできる場所です。
犬が吠えても赤ちゃんが泣いても大丈夫です。
猫が爪を砥ぐとか蛇が逃げ出すとかは困ってしまいますが、お連れの方が気付いて対処できることであるなら、できるだけ制限は少なくていいと思っています。
逆に強い動物のアレルギーがあるとか大人限定の場所でないと落ち着かない方には寛いでもらえないでしょうが、そういう方の居場所は都会にありますね。
台所付き古民家一棟貸しで山奥にあるゲストハウス亀成園は、田舎でのんびりしたい人に門戸が広い宿です。
家族や仲間のプライベートを大切に過ごしてほしいです。
そしてちょっと楽しい話ができたら嬉しいなぁと描いておりますよ。
以前HPの問い合わせに「子どもだけでも泊まれますか」と書き込んでくれた方がいたのですが、私がその問合せを保護者の方からだと勘違いして、なんだか噛み合わない返事をしてしまい、音沙汰なしになってしまったことがありました。
公共交通も限られますし、寝食の世話をするわけではないので子供だけの旅ならもっとアットホームな農家民宿をおすすめしたいですが、独立心の強い子なら、亀成園も合っているかもしれません。
次にそんな巡り合わせがあるのなら、挑戦を応援できる体制でいたいですね。
秋の旅、冬の旅
これからの季節、まだまだどんな人に会えますやら、楽しみがふくらみます。
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